山縣 宏寿ゼミ
Hirohisa Yamagata seminar

演習テーマ『「働き方」・「働かせ方」を個人、組織、社会レベルで考える』

活動内容

山縣ゼミは、今日の日本社会における「働く」ということについて、個人、組織レベル、社会レベルの3つの視点から検討を行っていきます。

個人レベルで見れば、私たちは「働く」ことを通じて、生活をしていく上で必要なお金を得ることになりますが、「働く」ということは、ただ単に労働力と賃金の交換関係に留まりません。「働く」場は、能力蓄積と能力発揮の場であり、仕事を通じて社会に貢献する場でもあります。
 また企業は利益を出すことが必要ですが、働く人が絶望に打ちひしがれながら働き、企業だけが成長するというのもよろしくありません。その一方で、みんながやりたい放題で、企業が倒産するというのも、これはこれで問題です。
 さらに社会全体で見れば、労働力を確保し、育て、そして労働力を使ったら元の状態に戻していくこともまた、必要となります。今日、「働き方」・「働かせ方」には、改善、解決すべき問題が山積しています。

不思議に思いませんか? 生産年齢人口が減るなか、働きたくてもそもそも労働市場から排除されている人たちが存在します。一生懸命、働いても生活するのがやっとという人が増加している一方で、誇張表現ではなく過労死と隣り合って、過重な労働に日々、明け暮れて生活している人々もいます。今日、求められる「働き方」・「働かせ方」、目指すべき方向性は、どのようなものなのでしょうか。みんなで一緒に検討していきましょう。

基本方針

ゼミでは、基本的にゼミ生の問題関心、希望を優先し、かなり自由度の高いゼミを行っています。これまで大企業の人事部長を大学に呼んで、ゼミ・交流を行いたいということで、人事部長の方をお呼びしてゼミを行ったり、就職活動対策、あるいはPC能力の強化などを行ったり、活動内容は多岐にわたっています。

言うまでもなく、山縣ゼミでも、もちろん勉学に懸命に取り組むことが必要になります。しかしながら、山縣ゼミでは、ゼミ生同士の信頼関係、仲間意識をとりわけ大切にしています。従って、私は勉学以外、興味がなく、ゼミのメンバーに対して無関心であり、交流をする気はない、という方は、山縣ゼミには明らかに不向きです。大学は、勉学に励むと共に、仲間との交流を通じて、知見を広げ、そして深め、さらには活動の場を学外にまで広げることのできる、人生を通じて非常に贅沢で貴重な場です。そのような意味で、大学生活を楽しもうとする学生を、山縣ゼミは広く歓迎します!

教員プロフィール
研究者情報データベース

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