宇山 翠ゼミ
Midori Uyama seminar
演習テーマ『中小企業の「ものさし」からみる日本経済』
演習テーマ『中小企業の「ものさし」からみる日本経済』
中小企業は、日本の企業の約99%を占めています。小売業やサービス業はもちろん、自動車などの工業製品の生産にも数多くの中小企業が関わっており、私たちの生活や日本経済を支える重要な存在です。本ゼミでは、こうした中小企業の実態に注目し、現代日本経済のさまざまな課題を「中小企業の視点」から考察します。
普段のゼミでは、中小企業に関するテキストを輪読しながら、理論や政策の基礎を学びます。また、長期休暇中には中小企業へのヒアリング調査や工場見学も行い、実際の現場に触れる機会を設けています。2025年度には、群馬県高崎市の中小企業を訪問し、経営者から事業内容や技術・ノウハウ、地域との関わり、海外展開などについて直接お話を伺いました。調査先とのアポイントメントの調整や質問票・報告書の作成まで、学生自身が主体的に取り組みます。
現場で学び、考え、自分の言葉で発信する力を育む――それが本ゼミで最も大事にしている学びの姿勢です。
宇山ゼミは、2025年度にスタートした新しいゼミです。現在のゼミ生は2年生3名。少人数ならではのアットホームな雰囲気の中で、互いに意見を交わしながら学んでいます。前期は「GNT企業」に関するテキストを輪読しました。発表担当者は担当範囲を要約し、自分なりの疑問点や考察を加えたレジュメを作成します。他のメンバーも事前にテキストを読み込み、積極的に議論に参加します。ゼミ生一人ひとりが意見を出し合い、みんなで学びを深めていくのが宇山ゼミの特徴です。
「学ぶときは集中し、楽しむときは思い切り楽しむ」。こうしたバランス感覚を持ち、メリハリのある活動を心がけています。まだ始まったばかりの新しいゼミなので、活動方針や取り組み内容はゼミ生と相談しながら一緒に決めていく予定です。現在のメンバー、そして私と一緒に、新しい「宇山ゼミ」をつくっていく学生をお待ちしています!