鳥居 伸好ゼミ
Nobuyoshi Torii seminar

演習テーマ『グローバリゼーションと経済格差、地域経済』

活動内容

ゼミのテーマになっています「グローバリゼーションと経済格差、地域経済」について、地域経済と経済格差は、一見異なる問題のように思われますが、ゼミでは、グローバリゼーションとの関連で、それらがいかに結び付くのかを検討しています。それは、グローバル資本主義における資本蓄積を、その問題が顕在化する経済格差と地域経済において捉える試みといえます。検討課題に関連するテキストを使って、グローバル資本主義とは何か、グローバリゼーションとは何かを考えながら、経済格差や地域経済の問題を考えて行くことが、2022年度のゼミの主要なテーマになります。

ゼミでは、テキストから得られる知識と実態調査に基づく実態把握とを織り交ぜながら、経済格差と地域経済の問題を探究して行きますが、コロナの影響がなければ、経済学部の「グローカル・フィールド・スタディーズ」制度を利用して、国内だけではなく、海外での実態調査(調査候補地としては、マレーシア・ペナン州、韓国・ソウル、仁川など)を実施する予定です。

ゼミ紹介

これまでのゼミ活動を紹介しますと、年度ごとに使用するテキストは異なりますが、「経済格差」や「地域経済」に関するテキストや諸々のデータ、諸文献を分析し、ゼミでは、活発な議論が展開されています。2021年度は、ベーシック・インカムの国際比較や地域通貨の国内外比較のほか、グループごとにテーマ(例:教育格差の国際比較、コロナ禍における医療体制の国際比較と貧困化対策など)を設定し、プレゼン報告を行っています。また、コロナ前までは、実態調査(韓国・ソウル、水原、仁川、マレーシア・ペナンなどでのフィールド調査、各大学学生への聞き取り調査など)や他大学(韓国・高麗大学、外国語大学、仁川大学、江南大学、マレーシア・マレーシア科学大学など)との研究交流を通して、現代資本主義における経済的諸問題およびその解決に向けた対策の検討に取り組んできています。2020年度・2021年度は、コロナ禍の影響で海外実態調査が実施できていませんが、2020年度は、韓国・仁川大学との3日間に亘るオンライン共同ゼミでの研究交流を行っています。

「楽しく学ぶこと」、「学ぶことの楽しさを知ること」が、ゼミのモットーですので、日頃の授業だけではなく、実態調査や合宿などを通して、ゼミ員相互の交流や国際交流を図りながら、有意義なゼミナール活動をめざしています。

経済学部 新着ニュース 掲載履歴

【ゼミ】井村進哉ゼミ・鳥居伸好ゼミが韓国の大学で研究報告・研究交流を行いました。
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