田中 光ゼミ
Hikaru Tanaka seminar
演習テーマ『社会・経済の経路依存性を理解する』
演習テーマ『社会・経済の経路依存性を理解する』
日本経済の現在を理解し、その上で未来の展望を考えることができるようにするために、歴史や具体事例を知るところから現代社会について学習していく。
個人の性格や能力がそれまで経験し積み重ねてきた過去に大きく由来するように、日本社会や世界経済の構造や仕組みも、過去からの積み重ね、経路依存性によって大きく規定されている。「知識を身につける」とは、常識が何によって作られているかを理解することであり、それは今後の日本社会・国際社会の中で生きていくにあたっても有用な学習であろう。
そのために本ゼミでは、日本経済の現状やその成り立ちを理解するために、主に近現代日本の歴史的事実から実証分析の方法を学んでいく。具体的には年間10冊程度の新書の類を講読する。
現今は労働問題・貧困問題・食などのテーマ史に関する新書を使用した文献講読を行っている。
ゼミの活動方針はゼミ生からの希望次第で柔軟に変更がありうる。
現今は主に労働問題・金融問題・食などのテーマ史に関する新書を使用した文献講読を行っている。テキストの決定は、ゼミ生と相談の上決定する。なお、複数学年の合同演習として開講しているため、開講時間に関してはシラバスだけでなくあらかじめ直接確認を取ること。
ゼミ生は毎週、指定された文献の要約および関連テーマに関する追加調査を含めたプレゼンテーションを行うか、あるいは指定文献の該当箇所に関する要約レポートの提出が求められる。
また、資料調査の実践や日本社会での資料保存の現状、地域経済の現状を理解するためのエクスカーションとして、秋・冬に希望者の任意参加で調査実習旅行・博物館見学などを行っている。現状、通例として11月冒頭に他大学との合同での兵庫県加古川市稲岡商店資料調査および神戸市海洋博物館見学旅行を実施している。
2025年度からは夏学期頃にも何らかの形式での合宿を実施することを勘案しているが確定ではない。