田村 威文ゼミ
Takefumi Tamura seminar

演習テーマ『会計の理論・制度・実務』

当ゼミでは会計に関する研究・学習を行っています。

年次ごとの活動

ゼミの内容ですが、2年次前期は会計学のテキストを講読します。分担を決め、毎回担当者がテキストの内容を報告します。その報告に基づいて、ゼミ生の間で議論することにより、理解を深めていきます。使用するテキストは年によって異なりますが、桜井久勝『財務会計の重要論点』(税務経理協会)、平野智久『ケースブック財務会計』(新世社)、斎藤静樹『企業会計入門』(有斐閣)、桜井久勝『財務会計講義』(中央経済社)などを用いました。

2年次後期から3年次前期は、2~3名ずつにわかれて、グループ研究を行います。グループ研究では会計に関する幅広いテーマが選択されています。2022年度のグループ研究のタイトルは、「消費税~将来を見据えた増税は必要なのか~」「日米の会計制度の比較と分析」「コロナを機に考える鉄道業界」「経済事象から見る会計基準の変遷」「財務会計の概念フレームワーク~日本版の独自性について探る~」「AIと会計士の共存について」でした。

3年次後期から4年次は個人研究に取り組みます。そして、その研究成果は卒業論文として完成させます。卒業論文のテーマは、財務会計・管理会計・監査・税法など会計に関するものが多いですが、金融や企業経営など会計以外のテーマを選択する人もいます。提出された論文はまとめて簡易製本し、『田村ゼミ卒業論文集』を作成しています。

ゼミ紹介

ゼミの公式行事としては、4月に新歓コンパ、9月にゼミ合宿、2月に追い出しコンパを実施します。ゼミ合宿は全学年合同で実施し、勉強半分・娯楽半分といった感じです。ゼミ合宿では3年生がグループ研究の成果について、パワーポイントを用いて発表します。

また、追い出しコンパの日には卒業論文報告会を実施します。卒論報告会は、報告を行う4年生にとっても、これから卒論を執筆するゼミの後輩にとっても、意義深い行事であると思います。なお、当ゼミではこれまで3度、公式行事としてOB・OG会を実施しました。右上はそのときの写真です。

当ゼミは会計をテーマとしていることもあり、これまで、公認会計士・税理士・国税専門官などの会計専門職を目指す学生を積極的に受け入れてきました。ゼミを最後まで続けて卒業論文を完成させるとともに、公認会計士試験に合格した人(在学中に受かった人も、卒業後も勉強を続けて受かった人もいます)は30人ほどになります。このことは教員として誇らしく思います。ただ、最近は受験勉強を優先したいという理由で、ゼミを途中でやめる学生がでており、少し残念な状況が生じています。ゼミ担当教員として、ゼミにはどのような学生を受け入れ、ゼミをどのように運営していけばいいのか、模索しています。

教員プロフィール
研究者情報データベース

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