瀧澤 弘和ゼミ
Hirokazu Takizawa seminar
演習テーマ『ゲーム理論、行動経済学と比較制度分析の視点』
演習テーマ『ゲーム理論、行動経済学と比較制度分析の視点』
このゼミでの活動は、以下の3つにまとめられます。
このゼミに応募する多数の学生さんの興味はゲーム理論です。したがってゼミを通して、最低限「ゲーム理論は学習した」と言えるようなゼミを運営することを基本にします。
2年生と3年生を合同してグループを形成し、特定の課題図書とテーマをもとにしたプレゼンテーションを行ってもらい、皆でディスカッションします。年に数回行います。
課題図書とテーマはゼミ生と相談して決定しますが、過去の例として1つあげると、セイラー&サンスティーン著『実践行動経済学』(日経BP社)を課題図書として、プレゼンテーションとディスカッションを行いました。
ビジネスの第一線で活躍している方々をお招きして一緒に議論します。開催は不定期です。また、「後輩たちの相談にのりたい」とのことで本ゼミOBからも2名(メーカー、コンサルタント)が話の場を設けてくれました
1. 統計学と論理学の基礎の学習
論理学はレジュメをもとにして講義します。統計学は田中隆一『経済学の第一歩』を輪読します。
2. プレゼンテーションとディスカッション
課題図書とテーマを指定した上で、そのテーマについて、5~6名のグループでプレゼンテーションをしてもらい、ディスカッションします。グループは3年次の学生と組んで形成します。他の例としては、ノーベル経済学賞受賞者の業績について議論したこともあります。
秋からの授業へ向けた意思統一のミーティング (3年生・4年生との合同調査旅行)
ゲーム理論のテキストを輪読し、ゲーム理論の基礎を学ぶ。昨年度は私のレジュメを基にして進め、天谷研一(2011)、『ゲーム理論入門』 (日本能率協会マネジメントセンター)を副読本としました。
春合宿(3年次の目標設定等の打ち合わせ、映画鑑賞を通じたリーダーシップについての討論等)
1. ゲーム理論の応用書の輪読
一昨年は、青木昌彦・奥野正寛『経済システムの比較制度分析』(東洋経済新報社)を輪読しました。これは、ゲーム理論の応用がもっとも進んでいる「組織と契約の経済理論」を、日米の経済システムの比較分析に応用する内容の本です。
2. プレゼンテーションとディスカッション
演習1のところで述べたように、プレゼンテーションは、演習1と演習2の受講生が5~6名のグループを組んで行うことになります。例も演習1の項目であげた通りです。
夏合同調査旅行
学内プレゼンテーション大会に参加する場合には、その内容の検討を行います。
1. ゲーム理論の応用書の輪読
2. 2年生と合同でのプレゼンテーションとディスカッション
3. 学内プレゼン大会への参加 (希望に応じて)
夏休み前に論文執筆の説明会を行います。戸田山和久著『論文の教室』(NHK出版)にしたがって、論文執筆の基本的なことを説明します。執筆するテーマは学生の自由です。
夏休み中に、関心のある分野の書籍を多数読んでもらい、9月からの授業に備えます。
9月以降の授業は、毎回、進捗報告と課題解決に充てられます。随時顔合わせして、卒論のテーマについて論じます。
執筆した演習論文の発表会(OB・OG会も兼ねています),例年3月第一土曜日を予定しています。
ゼミのモットーは「謙虚、勤勉、独創」です!また、楽しく学び笑顔がたえない学びの場をつくることを重視しています。
グループごとで構わないので、自発的な問題意識に基づく自主的な勉強会(サブゼミ)を立ち上げるような意欲を持って欲しいと思っています。