武田 勝ゼミ
Masaru Takeda seminar

演習テーマ『「今ここ」で考える日本経済』

活動内容

「当たり前を疑う」。武田ゼミでは、卒業まで徹底してこのことを学びます。
2年次のGFSでは、韓国の釜山教育大学との交流会(英語でのプレゼン+ディスカッション等)を実施します。このための準備は、自分たちの当たり前を見つめなおすことから始まります。釜山・ソウルでの実態調査も行います。これらの活動を通じて、「当たり前を疑う」の重要性を実体験して頂きます。

3年次は、学内のプレゼン大会に参加します。世間で言われている「当たり前を疑う」ことから研究が始まります。
「『今ここ』で考える日本経済」という演習テーマにそって、現在の問題を考える場合も、今(歴史的アプローチ)・ここ(国際比較)という視点から研究します。テーマは、各班が自由に決定します。2022年度は、「社会保障-少子高齢化に対応した公的年金の給付」、「地方創生-過疎化による低・未利用土地解消に向けて」、「エネルギー問題-日本のエネルギー供給構成是正に向けて」の3テーマでプレゼン大会に出場しました。
また、毎年12月には立教大学の関口ゼミと横浜国立大学の伊集ゼミとの交流討論会を実施しています。2022年度のテーマは、「少子高齢化による社会保障給付費増加への対応策」でした。

4年次は、卒論執筆です。2年生3年生までは、グループワークを中心に活動しますが、卒論執筆を通じて、「当たり前を疑う」を三度実践してもらい、社会に出る前に、改めて個の能力を高める時間としています。

以上のように、武田ゼミでの活動は、すべて「当たり前を疑う」という学びに結びついています。この力が、皆さんが卒業後どの世界にいっても役立つ汎用性の高い能力だと考えています。武田ゼミで身につけたスキルは、一度覚えた自転車の乗り方を忘れないのと同じように、卒業後も忘れることなく使い続けることができます(OBOG談)。

ゼミ紹介

武田ゼミには、男女関係なく、素直に「大学で勉強したい!」、「成長したい!」と思っている学生が集まってきます。一部の(優秀な)学生だけががんばるのではなく、ゼミ生全員でお互いを補完しながら一生懸命に仲良く取り組むことをモットーとしています。

ゼミは、各学年の執行部を中心に、メンター制度(先輩が後輩を指導するしくみ)を象徴として、強い縦のつながりを生かしながら、ゼミ生自らが運営しています。指導教員が司会をするのは2年の前期まで。その後は卒業まで、テーマや教科書の決定、合宿や食事会などの企画、毎週のゼミ内容の決定、運営等、すべてゼミ生の自主性に任されています。とはいえ、ゼミ生は自分たちでサブゼミ(ゼミ生の自主勉強会)を行い、よく勉強しています。正規授業時間にサブゼミ時間も合わせたゼミ活動全体の中で、教員が一方的に話している時間は10%にも満たないと思います。そのため、定期試験2週間前には、ゼミ活動絶対禁止令を出しています。

そうした学びの甲斐もあって、武田ゼミでの活動が、論理的思考力やプレゼン力、協調性といった力だけでなく、これまでの学びの質そのものを大きく変える場になっている、というのが歴代ゼミ生の感想です。
また、個の能力を高めるだけでなく、2年次のGFS(5カ月)と3年次のプレゼン大会(8カ月)の準備では、チームメンバーを入れ替えて班活動を行います。2度にわたる長期の班活動を通じて、今日の社会で求められている新しいタイプのリーダーシップを全員が体得できます。そのため、就活でも、ゼミがガクチカ、になります。

みんなががんばるから、まじめな人が浮かないゼミ。そんな環境で全力で学びたい方、お待ちしています。

教員プロフィール
研究者情報データベース

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