武田 勝ゼミ
Masaru Takeda seminar
演習テーマ『「今ここ」で考える日本経済』
演習テーマ『「今ここ」で考える日本経済』
「当たり前を疑う」。武田ゼミでは、卒業まで徹底してこのことを学びます。
2年次のGFSでは、韓国の釜山教育大学との交流会(英語でのプレゼン+ディスカッション等)を実施します。このための準備は、自分たちの「当たり前を疑う」ことから始まります。釜山・ソウルでの実態調査も行います。これらの活動を通じて、「当たり前を疑う」スキルの重要性と難しさを実体験して頂きます。
3年次は、学内のプレゼン大会に参加します。世間で言われている「当たり前を疑う」ことから研究が始まります。
「『今ここ』で考える日本経済」という演習テーマにそって、現在の問題を考える場合も、今(歴史的アプローチ)・ここ(国際比較)という視点から研究します。テーマの設定は、各班が自由に決定します。2023年度は、「子どもの貧困〜子供の選択肢が奪われない社会へ〜」、「女性の継続就業という選択肢を増やす」、「特別養護老人ホームの待機者解決に向けて」の3テーマでプレゼン大会に出場しました。
また、毎年12月には立教大学の関口ゼミと横浜国立大学の伊集ゼミとの交流討論会を実施しています。2023年度のテーマは、「女性の労働と育児の両立」でした。
4年次は、卒論執筆です。2年次と3年次は、グループワークを中心に活動しますが、卒論執筆を通じて、「当たり前を疑う」を三度実践してもらい、社会に出る前に、改めて個の能力を高める時間としています。
以上のように、武田ゼミでの活動は、すべて「当たり前を疑う」という学びに結びついています。この力が、皆さんが卒業後どの世界に進んでも役立つ汎用性の高い能力だと考えています。スマホのOSを更新すれば、さまざまなアプリが快適に動くのと同様に、武田ゼミでの学びは、あらゆる分野での活躍を可能にするOSとなる社会人基礎力を高める学びとなっています。
武田ゼミには、素直に「大学で勉強したい!」、「成長したい!」と思っている学生が集まります。一部の(優秀な)学生だけががんばるのではなく、ゼミ生全員で仲良く取り組むことをモットーとしています。
ゼミは、各学年の執行部を中心に、メンター制度(先輩が後輩を指導するしくみ)を象徴として、強い縦のつながりを生かしながら、ゼミ生自らが運営しています。指導教員が司会をするのは2年の前期まで。その後は卒業まで、テーマや教科書の決定、合宿や食事会などの企画、毎週のゼミ内容の決定、運営等、すべてゼミ生の自主性に任されています。とはいえ、ゼミ生は自分たちでサブゼミ(ゼミ生の自主勉強会)を行い、よく勉強しています。正規授業時間にサブゼミ時間も合わせたゼミ活動全体の中で、教員が一方的に話している時間は10%にも満たないと思います。そのため、定期試験2週間前には、ゼミ活動絶対禁止令を出しています。
そうした学びの甲斐もあって、武田ゼミでの活動が、論理的思考力やプレゼン力、協調性といった力だけでなく、これまでの学びの質そのものを大きく変える楽しい学びの場になっている、というのが歴代ゼミ生の感想です。
また、個の能力を高めるだけでなく、2年次のGFS(6カ月)と3年次のプレゼン大会(8カ月)の準備では、チームメンバーを入れ替えて班活動を行います。ここでも、将来、チームで仕事をするためのコミュニケーション能力をはじめとした学びを得ることができるため、就活でも、ゼミがガクチカ、になります。
みんなががんばるから、まじめな人が浮かないゼミ。そんな環境で全力で学びたい方、お待ちしています。