申 恩真ゼミ
SHIN Eunjin seminar

演習テーマ『スポーツ現象を社会学的に問い直す』

活動内容

スポーツが好きな学生はもちろん、スポーツが苦手な学生にとっても、自分の経験を深堀りして学べるゼミです。

【演習Ⅰ】スポーツ社会学的な観点と、質的研究の考え方を身につけます。
【演習Ⅱ】先行研究の事例分析や、収集したデータから問いを立て、その背後にある社会構造を把握します。
【演習Ⅲ】これまで深めてきた成果を社会学的に分析し、演習論文にまとめます。

※以下の活動は、希望者を対象にした自由参加です。ゼミ生と相談しながら進めます。
【他大学との合同ゼミ】 順天堂大学、筑波大学、中央大学との研究発表会に参加予定です。スポーツ社会学についての学術交流を通して、視野を広げる機会となります。
【学内プレゼン大会】 スポーツと社会問題について、自分の言葉で表現して他者に伝えてみましょう。

ゼミ紹介

本演習では、スポーツ社会学の知を探求します。「スポーツは社会の鏡である」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。スポーツには、現代社会の様々な問題や構造があらわれています。そのため、スポーツを単に「楽しいもの」として捉えるのではなく、そこにある問題に気づき、当事者の立場に立ちながら、その背後にある社会構造や力関係を分析し、それを自分の言葉で社会学的観点から表現することが、このゼミの主な活動になります。

たとえば、「体育嫌い」はどのように生まれるのでしょうか。社会性および人格形成への手段として肯定的に語られがちなスポーツですが、それを嫌う学生が存在するのはなぜでしょうか。そこには、スポーツ界における権力関係、ジェンダー、格差、不平等といった問題を経験した背景があるのかもしれません。また「男性監督が女子選手を指導することは当たり前だが、その逆は現実的ではない」と思う理由はなぜでしょう。なぜ女性監督が男子選手を指導することは難しいと思われているのでしょうか。そこには「リーダーシップは男性が取るもの」「監督は男性、コーチは女性」のような、女性は補助的な役割が望ましいといった無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)が潜んでいる可能性があります。そうしたバイアスが温存される限り、女性は監督を目指しても機会すら与えられないこともあります。つまり、女性が監督になれないのは、その女性「個人の問題」ではなく、それを取り巻く「社会構造(ジェンダー問題)」に根本的な要因がはらんでいるのです。

本演習では、こうした当たり前だと思っていた(あるいは、気づいてすらいなかった)スポーツ現象について問い直していきます。その問いから個人の生活世界を理解し、その当事者を取り巻く社会構造を分析します。スポーツ界における正解・不正解や経済的位相だけでは語り切れない、人々の多様な生活世界をともに紐解いていけるゼミにしたいと考えています。

ゼミで大切にする学びの姿勢

 「安心して学べる居場所」を、ゼミ生と教員で一緒に作っていきましょう。

教員プロフィール
研究者情報データベース

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