中澤 克佳ゼミ
Katsuyoshi Nakazawa seminar
演習テーマ『社会および経済の諸課題を考え,政策を提言する』
演習テーマ『社会および経済の諸課題を考え,政策を提言する』
中澤ゼミでは,3年間を通じて「論理的思考力,分析力,表現力,協調力」を身につけることを目標としています。大げさに言えば,「どのような社会に出て,困難に直面しても,自分の力で考え,他者と協力し,生き抜く力」を身につけてほしいと考えています。2024年度から始まった新しいゼミですが,一緒にゼミを作っていきましょう。
多様な社会に出て行く皆さんにとって,教員の専門知識が必ずしも必要とは限りません。また,専門知識は専門の講義が存在しています。皆さん自身が選んだ,もしくは与えられた現代社会の問題を考察し,ゼミで共有していくことを通じて,多様な知識の習得や「社会を見る目」を養うことができます。
ほとんどの場合,人は何かの組織に所属し,人や時間の制約の中で物事を成し遂げていかなければなりません。グループワークを通じて「自分は何ができるのか」を考え,「他者と真に協力するということ」を学び,「制約の中で目標に向かって努力する」ことを経験してほしいと考えているからです。
グループで物事を進めていくことは,多くの困難が伴うでしょう。それを個人で,もしくはグループでどのように消化していくのか,その経験が重要だと考えています。合意を形成することの難しさや,皆で目標を実現する喜びを体験することができるでしょう。
現在,「公共選択学会学生の集い」,「ISFJ日本学生会議」,「証券ゼミナール大会」という大会に参加しています。いずれも,数多くの大学・ゼミナールが集い,プレゼンテーションや論文が審査されます。多くの学生と切磋琢磨し,異なる価値観に触れ,全力で努力すること。きっと大きな自信が身につくと信じています。また,同じゼミ内ではなかなか成長を実感できないかもしれませんが,対外試合を通じて自分たちの今を把握することができます。
教員の研究手法が定量的な実証分析(データを統計的な手法で分析する)なのもあり,データ分析ができるようにと考えています(必須ではありませんが)。データ分析のスキルは「もう一つの言語」を手に入れるのと同じだと考えています。
縦の繋がりを中澤ゼミは重視しています。これは,私が所属していたゼミ(中央大学横山彰ゼミ)で,素晴らしい先輩・同期・後輩に恵まれ,現在もその繋がりを持てていることによります。「先輩からもらったものに自分自身のエッセンスを加えて,後輩につなげていく」ことが,中澤ゼミのコンセプトです。そういった関係が,就職活動や卒業後にもつながっていきます。また,後輩を指導することは,能力形成にきわめて有効です。できたばかりのゼミですが,そのような活動に興味がある皆さんを求めます。
3年間を通じて,段階を追って成長するように設計しています。
個人およびグループで,ディスカッションや政策提言ゲームなどを通じて,情報収集・考察・プレゼンテーションの基礎を学んでいきます。また,小レポートの作成と添削を通じて論理的な文章力の向上を目指します。
学外の大会や懸賞論文などにグループを作って参加します。2年生での参加は任意ですが,ほとんど全ての学生が参加しています。ゼミは発表およびコメント(フィードバック)の場になります。
輪読やプレゼンテーション,質疑応答を通じて,公共経済学や公共選択論の基礎を学びます。同時にグループでの研究も進めます。
学外の大会や懸賞論文などにグループを作って参加します。ゼミ活動の集大成といっても良いでしょう。ゼミは発表およびコメント(フィードバック)の場になります。
後輩の指導や就職活動,そして卒業論文の執筆を行います。テーマは自由です。
大会参加と並ぶ中澤ゼミの一大行事です。プレゼンテーションとコメントがメインです。学年を超えて交流することを目的としています。