中野 智子ゼミ
Tomoko Nakano seminar

演習テーマ『地球環境問題の科学』

現在、様々な地球環境問題が生じていますが、本ゼミの担当教員は、その中でも「地球温暖化(気候変動)」および「砂漠化(乾燥地の土地劣化)」をテーマとした研究を長年続けています。具体的には、ユーラシア大陸の内陸国であるモンゴル国と、アフリカ・サハラ砂漠の南縁部に位置するニジェール共和国を研究対象地として、

  1. ①過去の気温や降水量のデータを解析し、気候変動の実態(地域による違い)を明らかにする
  2. ②現地観測や人工衛星によって得られたデータから、モンゴルやニジェールにおける植生の変化を明らかにする
  3. ③植物の光合成および動植物の呼吸・分解による二酸化炭素の吸収・放出を測定する

といった研究を行っています。本ゼミでは、学生の皆さんにも、このような気候変動・植生変動やそれ以外の地球環境問題に関する研究テーマを持ち、自分の手で解析・論文執筆に取り組んでもらいます。

活動内容

2年次

前期

基本的な統計解析とExcelを用いた解析・グラフ作成について学習します。

後期

論文講読を行い、地球環境問題の現状について理解し、各自の研究テーマを考えていきます。

3年次

前期

応用的な統計解析、大規模データの扱い方、空間分布図の描き方、そのほかの実践的な研究手法について学習します。

後期

各自の研究テーマに沿った調査・解析を進めます。

4年次

研究結果を卒業論文としてまとめます。

ゼミ紹介

このゼミは2023年度にスタートしたばかりの比較的新しいゼミなので、どのようなゼミになるのか(したいのか)、履修生の皆さんとともに考え、作り上げていきたいと思います。

このゼミでは、地球を相手にします。そのため、様々な知識を得るための情報源として英語の文献を読むことが多くなります。また数値データを解析していくために数学的知識を使うこともあります。従いまして、本ゼミの履修にあたっては、英語の読み書きが嫌いではないこと、および数学が嫌いではないことが望ましいです(得意である必要はありませんが、英語や数学が嫌いだとつらいと思います)。好奇心を持ち、いろいろなことにチャレンジしようという意欲を持っている人、大歓迎です。ぜひ一緒に、地球の環境について研究していきましょう。

教員プロフィール
研究者情報データベース

経済学部ゼミ一覧を見る(トップページへ)