中村 彰宏ゼミ
Akihiro Nakamura seminar

演習テーマ『公共経済学の観点から、社会問題を解明し、適正なルール(制度)を提案する』

活動内容

このゼミは2020年から始まったゼミです。コロナ禍で、本来やりたい形でゼミを勧めにくい状況でしたが、やっと通常の形に戻りつつあり、今はおおむね楽しく活動しています。

2年生前期は、グループワークでツールとして使う経済学の概念をディスカッションベースで学んでいきます。前期の後半から後期の初めにかけてグループワークで実際の社会問題について分析します。それぞれのグループのテーマは学生が自由に選びます。後期は、データから客観的に議論する方法をプロジェクトベースで学習します。少人数グループに分かれてディスカッション主体で活動するのはオンラインでも学生同士の交流もしやすいです。

Withコロナの中で、本年度は、初めてのゼミ合宿を実施したかったのですが、第7波真っ盛りの時期に企画していたため延期としました(実際に担当教員は合宿予定日にコロナにり患したので事前に延期していて助かりましたが)。年度内、あるいは、次年度には、ゼミ合宿やその他学外での活動も企画して、積極的に活動していきたいと考えています。

ゼミ紹介

担当教員は2020年4月に他大学から中央大学に移籍し、このゼミを開講しました。本年度、やっと、3学年がそろいました。2022年は2年生が16名、3年生が16名(うち1名が後期から留学中)、4年生が7名が履修しています。いろいろなことに興味を持ち、論理的に考える力を養いたいと考える学生さんが仲間になってもらえることを期待しています。

このゼミで対象とする「経済学で解決策を提案できる問題」には、コロナ禍で生じている様々な経済問題、SNSの誹謗中傷、たばこ・お酒・違法薬物の問題といった政策課題のほか、プロ野球のドラフト制度や企業の労働問題など企業や団体の中で生じる問題も含まれます。こうした問題に対して、解決案を自分たちで考えることがこのゼミの目標です。

2年時には、基礎的な経済学のツールをディスカッションベース、プロジェクトベースで学習します。3年生では、学生が自分たちで興味のある対象を決め、グループワークで課題解決策を提示します。現状の把握のための調査から、経済学を使って問題の本質をとらえて解決策を考えるのには多くの時間を必要とします。ゼミの中でじっくり考えてもらいたいです。4年生では、それまでに学習したことを生かして、卒論を執筆します。

教員プロフィール
研究者情報データベース

経済学部ゼミ一覧を見る(トップページへ)