宮田 惟史ゼミ
Korefumi Miyata seminar

演習テーマ『現代資本主義と経済理論』

ゼミの内容・紹介

宮田ゼミは、2026年度に新しく開講されるゼミです。慣例にとらわれず、自由に意見を出し合いながら新しくつくっていくゼミとなります。楽しく学ぶとともに友人関係を築き、大学生活を充実した豊かなものにしたい学生を歓迎します。気持ち新たにゼミでの勉学意欲があれば、現時点での経済学の理解度は問いません。

演習テーマは「現代資本主義と経済理論」です。現在の日本は、「失われた30年」と呼ばれる長期停滞や貧困・格差拡大、労働条件の劣化(低賃金や非正規雇用の増大など)、地球環境破壊・気候危機、国際対立の激化・戦争など、数えきれないほどの問題に直面しています。宮田ゼミでは、身近な日本やグローバル社会が抱えている問題を解明するために、経済学の理論を学びながら、現代の資本主義社会を分析します。併せて、今日の社会がどのような未来へと進もうとしているのかについて考えます。

皆さんが日々目にしている経済現象だけを見ていても、上記の問題の原因や解決の糸口を見出すことはできません。その「現象」がなぜ生じているのかを理解するためには、その根源をなす「本質」をつかみとる必要があります。資本主義という社会システムの構造を捉えることが大切です。そのためには経済学の理論や歴史の把握が欠かせません。こうしたことから宮田ゼミでは、基礎理論を学びながら現状分析を行います。それを通じ、この社会でどのように生きていけばよいのか皆さんと一緒に考えていきます。

活動内容

ゼミでは、前期と後期とで異なるテキストを一冊ずつ(テキストは初回の授業で決定:前期1冊、後期1冊)扱い、資本主義経済の基礎理論と現状分析とのバランスに注意を払いながら進めます。また、テキスト発表のほかに毎週、授業開始の20分程度で時事経済の学習(新聞発表を通じ時事経済の理解も深めます)を行います。

ゼミでは授業とは別に、通常、夏合宿(あるいは春合宿)を実施します。合宿ではゼミ生同士で話し合ってテーマを決め、発表・討論を行います。毎年、フィールドワーク(例えば東京証券取引所や日本銀行、新聞社などの社会見学)も行う予定です。また、定期的に懇親会も行い親睦を深めます。宮田ゼミでは、ゼミ生同士、教員とゼミ生との人間関係づくりを大切にします。これまでの経験上、アットホームな空間になるかと思います。皆さんが馴染みやすいように相談や話し合いの時間も設けるようにします。また、サブゼミを行う場合もあり、プレゼン大会の参加もゼミ生と話し合って検討します。

ゼミに入るうえでの注意点

ゼミでは、テキストの発表と時事経済学習の資料作成が必要となります。発表者以外もテキストをあらかじめ読み、自分の意見や疑問点を述べるように準備が必要です。発表方法は、グループでの発表が主となりますが、その都度、バランスをとり話し合いながら決めます。

※私(宮田)は2026年度に着任予定です(担当科目「マルクス経済学」「入門演習」「演習1・2・3」)。

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