松浦 司ゼミ
Tsukasa Matsuura seminar
演習テーマ『データサイエンス入門』
演習テーマ『データサイエンス入門』
本ゼミでは、データサイエンスを勉強します。本ゼミでは最終的にデータ分析をした卒業論文を書くことを目的とします。卒業論文では、人口問題、労働経済、企業分析、年金や医療、教育、格差、金融、財政を問わず、自分が興味を持ったテーマについて、ミクロ経済学やマクロ経済学といった理論に基づき、データサイエンスの手法を用いて分析してもらいます。
ゼミの目的は卒業論文を作成することです。そのために、3つのことを行います。第1に、データサイエンス(統計学や計量経済学を含む)の理論を学習すると同時に、主にRを使って(はじめはExcelも使用)、e-statで得られる集計データや、SSJデータアーカイブなどで得られる個票を用いたデータ解析の演習を行います。第2に、他大学との合同プレゼン大会に向けてのグループワークをします。第3に、特定のテキストか各自のテーマに基づく発表とディスカッションを行います。今年度は2年生も3年生も前期はExcelとRを用いたデータ分析、後期はRを使ったデータ分析、ディスカッション、駒澤大学、拓殖大学、明海大学などとの合同ゼミのためのグループワークをしました。また、台湾の国立高雄師範大学に行き、学生同士の交流やゼミ生による研究発表なども実施しました。
それと同時に各自の卒業論文のテーマを私と相談しながら決定し、2年生のときからそれぞれのペースで卒業論文の作成に着手してもらいます。作業が進んだら、逐次アポイントを取って相談に来て下さい。相談に来る方に対しては適宜指導を行いますが、そうでない方は放任主義とします。
私のゼミではデータサイエンス(統計学・計量経済学を含む)の「理論をある程度わかったうえ」で実際にデータ分析に活用することを目的とします。確かに、Rの使い方を覚えれば何らかのデータ分析はできます。しかしながら、理論を理解せずに分析すると、時として間違ったデータ分析をしてしまう可能性があります。そのために理論に対する知識は必要です。データに基づいた分析を身につけることは、企業、官公庁、シンクタンクで働くときにも役に立ちます。
近年の卒業生の進路は、東京都庁、NEC、テクバン、パーソルワークススイッチコンサルティング、日本政策金融公庫、ユニホー、サンテック、インテージ、北海道電力、楽天、シティコム、杏林製薬、チューリッヒ生命保険です。