小森谷 徳純ゼミ
Yoshimasa Komoriya seminar

演習テーマ『国際貿易と多国籍企業に関する諸問題』

活動内容

このゼミの目的は国際経済(主として国際貿易、多国籍企業)の研究を通じて、問題点を発見する力、適切な方法を用いて考える力、そして自らの意見を他者に伝える力を習得することです。

まずは国際経済学(特に国際貿易)や多国籍企業に関連する内容学びます。そしてグループ論文を通じて問題発見力、分析力や発表力を習得し、集大成となる演習論文でそれらの力を個々に実践します。なおグループ論文のテーマは(広い意味で)国際経済に関することに限りますが、演習論文のテーマは自由です。経済学を用いて、 “なぜ?”と思うことに納得が行くまで向き合って下さい。3年間の活動スケジュールは以下の通りです。

年次ごとの活動

2年次

国際経済学の基礎知識を学ぶ。国際貿易や多国籍企業に関する知識を身に着ける。ゼミ報告の仕方を習得する。演習2以降で研究してみたい課題を検討する。日本経済論やデータ分析の初歩を学ぶことにも時間を割く。

3年次 前期

国際経済学の発展知識と多国籍企業論(履修者の興味によっては他の内容)を学ぶ。グループ論文のテーマを決定し、研究を開始する。

3年次 後期

グループ論文を執筆する。他大学との合同ゼミ(2023年度は青山学院、中央、津田塾、上智、福島、早稲田の6大学が参加を予定)や外部の論文発表会や経済学部プレゼンテーション大会でグループ論文を報告する(2023年度は経済学部プレゼンテーション大会のみ)。演習論文のテーマを検討する。

2022年度と2023年度は3年生がタイで国外ゼミを実施しました。おもな内容はチュラロンコン大学(バンコク)との学生シンポジウムでの発表、メーファールアン大学(チェンライ)の訪問やバンコク・チェンマイ・チェンライの施設の調査です。タイとは限りませんが、2025年度も国外ゼミを実施する可能性は高いです。ただし環境面、金銭面、学習面、体調面など様々な条件が全て整はないと実施できません。(実施の場合でも参加・不参加は各ゼミ生の判断です。)

4年次 後期

演習論文を執筆する。(ただしこれ以前、6月頃から準備は始めておく。)

上記以外にもサブゼミや合宿(年1~2回)を予定しています。夏合宿は、グループ論文や演習論文の進捗状況を報告する機会にします。なお学年の間の見えない壁を壊すため、2~3年生の合同ゼミも可能な限り行うつもりです。

ゼミ紹介

現在(2023年11月)の4年生(第12期生)は昨年度演習2の中で、4つのグループに分かれて「タイにおける日系企業の立地要因とタイの政策による変化ー地方と都市を比べてー」、「環境政策は直接投資にどのような影響を及ぼすか」、「古着貿易を促進すべきか否か」、そして「現代の日本でのオンライン短期留学の効果」というテーマでそれぞれグループ研究を行いました。この研究を持って、2022年10月にタイのチュラロンコン大学(バンコク)での学生シンポジウムで発表を行いました。また 同年11月には経済学部プレゼンテーション大会で、そして同年12月には青山学院大・伊藤萬里ゼミ、上智大・蓬田ゼミ、津田塾大・伊藤由希子ゼミ、早稲田大・市田ゼミとの合同ゼミ(インゼミ)にも参加しました。

現在の3年生(第13期生)も4つのグループに分かれて、それぞれ「信頼度が貿易に与える影響~タイのケースから~」、「脱中国~発展途上国と先進国の依存度の違いから~」、「タイの地域格差是正」、そして「グローバル・バリューチェーンへの参加からみる環境への影響」というテーマで研究、論文の執筆を行っています。彼らもその研究を持って2023年度も10月にチュラロンコン大学での学生シンポジウムで発表し、 11月の経済学部プレゼンテーション大会、そして12月のインゼミで発表して行きます。なおこの学年は2年次の年度末である2023年3月に税関150周年事業「大学生フォーラム」にも参加しました。

現在の2年生(第14期生)、17名とは2023年4月から一緒に学んでいます。この学年も、なかなか個性的なメンバーが集まっています。ゼミとしての良い雰囲気もできてきたので、そろそろ本気モードで勉強をしたいと思います。第13期生のように明るく楽しく、そして真面目に努力を惜しまず学んでくれることを期待しています。

ゼミにとって重要な行事である合宿ですが、全学年が参加する夏合宿は2019年度を最後に実施できていません。新型コロナ感染症の問題、国外ゼミの実施に起因する事情が理由です。その代わりに2022年度と2023年度は夏合宿ではなく、大学で2日間の集中ゼミを行い、その後でイベントを行いました(2022年度は東京税関の訪問、2023年度はボウリング大会の開催)。
2年生の終わりには春合宿を実施することが多いですが、現在の3年生は2023年3月に国内現地調査として2泊3日で富士吉田市・南都留郡(富士河口湖町、西桂町)を訪問しました。写真(1枚目)はそのとき撮影した集合写真です。ちなみに写真(2枚目)は2023年4月に3年生(第13期生)が2年生(第14期生)の歓迎会を実施したときの集合写真です。

もう1つ大切にしたいのはゼミOBOGのみなさんとの交流です。2022年度は11月後半にゼミOBOGを招いてイベントを行いました。2023年度も同様に実施予定です。新旧問わずゼミ生同士の繋がりを大切にして欲しいと考えています。

教員プロフィール
研究者情報データベース

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