川本 渚凡ゼミ
KAWAMOTO Naho seminar

演習テーマ『英語教育 ― 英語学習・習得の理論とコーパスに基づく実証研究』

活動内容

本演習では、英語教育に関わる幅広い研究分野の基礎知識を身につけ、特に英語学習者に焦点を当てて、言語の学習・習得の仕組みについて理解を深めます。そのうえで、コーパス言語学の手法を中心に、実際の言語データを用いた実証的な研究に取り組みます。

「演習1」(2年次)では、第二言語習得論を中心に、外国語教育論、言語テスト論など、英語教育に関わる幅広い分野の基礎知識を身につけます。前期には、英語学習者の視点から言語の学習・習得について考え、年齢、言語適性、動機づけ、学習方略、自律性など、学習者の個人差に焦点を当てます。後期には、指導・評価・教材などの視点から英語教育を幅広く捉え、英語の各技能の指導、教材開発、言語評価などについて学びます。英語で書かれた学術文献の輪読やディスカッションを通して、英語教育に関する現象を多面的に捉え、理論や研究成果に基づいて批判的に考察する力を養います。

「演習2」(3年次)では、コーパス言語学の基礎と分析手法を学び、実際の言語データを用いた研究に取り組みます。前期には、コーパス分析ツールの使用方法や基礎的な統計分析を習得し、英語学習者の言語使用や英語教材などを分析します。後期には、各自の関心に基づいて研究テーマを設定し、先行研究の調査、研究課題の設定、データの収集・分析を通して、パイロット研究(予備研究)を実施します。

「演習3」(4年次・後期)では、3年次のパイロット研究の成果を踏まえ、各自の研究テーマについて本格的な研究に取り組みます。研究計画や分析方法を必要に応じて改善し、データの収集・分析、結果の考察を行い、最終的に英語による演習論文の完成を目指します。また、研究発表や論文草稿の相互レビューを通して、互いの研究について批判的かつ建設的に意見を交換し、自らの研究を多面的に捉え直す力を養います。

ゼミ紹介

多くのみなさんは、小学校から現在にいたるまで、日本で英語教育を受けてきたのではないかと思います。英語教育は、私たちにとって身近なテーマである一方、「長く英語を勉強しているのに話せるようにならない」といった批判を受けることも少なくありません。そんな英語教育について、経験や印象だけでなく、学問的な視点から考えてみませんか。

英語教育には、言語をどのように習得するのか、どのような学習方法が効果的なのか、どのように言語能力を測るのかなど、さまざまな研究課題があります。本ゼミでは、こうした問いについて理論や実際のデータに基づいて考えていきます。英語教育を科学的に捉えることで、みなさん自身の英語学習にも役立つ発見があるかもしれません。
ゼミでは、学生同士が自由に意見を交換し、互いの考えや研究に刺激を受けながら、一緒に学んでいける雰囲気を大切にしたいと考えています。最初から専門的な知識や研究経験がある必要はありません。文献の読み方やデータの分析方法、研究テーマの設定、英語での論文執筆まで、一つひとつ段階を踏みながら学んでいきます。研究を進めるなかでは、思うような結果が得られなかったり、行き詰まったりすることもあると思いますが、そのようなときにも一緒に考え、試行錯誤しながら研究を進められるようサポートしていきたいと思っています。

教員プロフィール
研究者情報データベース

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