堀内 英次ゼミ
Eiji Horiuchi seminar

演習テーマ『第四次産業革命下の日本経済に関わる諸問題』

活動内容

日々進化するAIやインターネット。私たちの生活や働き方は、今、「第四次産業革命」と呼ばれる大きな変化の真っただ中にいます。
本ゼミでは、デジタル化が進む中での日本経済の諸課題を学びます。活動を通じて、政策課題や企業の経営課題を分析し、提案するための基礎力を身につけ、デジタル経済社会で活躍するための土台を築きます。
グループワークや交流を通じて“人を知り”、“自分を知る”。そしてインターンシップや連携プロジェクトで、社会の現場を知る。そんなゼミのモットーは、「自分を知り、人を知り、社会を知る」です。

ゼミのスケジュールは以下の通りです(あくまで予定です)。

2年次

前期は、今の日本経済を巡る重要な論点―起業支援、産業の空洞化、所得格差などについて、多面的に考察します。また、それらを題材にグループ対抗のプレゼン大会などを実施することで、プレゼン、AI、エクセルの使い方などの  基本を確実に学びます。
夏休みには、企業が最先端のデジタル技術を使ってビジネスや働き方をどう進化させているか(DX:例えば、作業の自動化、Webでの新しい集客方法、リモートワークの導入など)の現状を学ぶ一環として、ゼミ全体で(株)フォーバルのインターンシップ(5日間)に参加します。同社は中小企業向けのDXコンサルティングを行っており、中小企業経営や コンサルティング業務の実態を学びます。初学者でも参加可能なもので、財務やマーケティングの基礎知識に加え、ExcelやAIなど、最新のデジタルツールを活かした実務を見学します。最終的には、経営改善に向けた提案書を自ら作成し、その後の学びに活かします。
後期には、日本企業のDXと、それを支援する政策のあり方について考察します。デジタル技術を活用した多様な ビジネスモデルや、諸外国との比較を通じて、日本企業のDXの現状への理解を深めます。その上で、班ごとに政策や企業戦略など、自由にテーマを設定して研究を行います。2024年度は「中小企業支援」が一つのサブテーマとなって おり、年度末には自治体、企業と連携する形で、中小企業に対して経営改善の提案を実際に行おうと計画中です。

3年次

グループごとに、デジタル経済に向かう日本の政策課題、あるいは企業の経営改善について、新たに自由にテーマを設定し研究を行ないます。2年次より長期のプロジェクトに取り組むことで、必要に応じてデータ分析を含む経済学的、経営学的手法を学びます。希望者を募り、学内のプレゼン大会や学外の発表会にもグループで参加します。

4年次

自分で研究テーマを設定し、主体的に調査・分析を進めます。これまでに身につけたデータ分析や政策・戦略立案のスキルを活かし、実際の社会課題や業界・企業について自由に研究し、論文としてまとめます。

ゼミ紹介

本演習は2023年度に開講したばかりです。大枠の方向性は教員が示しつつも、研究の方向性や学習形態など、詳細についてはできる限り学生の希望を尊重し、学生に主体的に決めてもらいたいと思っています。ゼミでは学生個人の時間や自由度も尊重します。ゼミでのインターンシップを契機に、自分で様々なインターンに参加するのもよし、簿記の資格を取るもよし、ゼミ活動が主体的な学生生活のきっかけになればと願います。

ゼミでは交流も大切にします。今年度は、教員や学生がそれぞれ企画する形で、バーベキュー、ホタル観賞等、毎月のように様々な交流を行いました。交流がゼミでのグループワークをさらに活性化する面もあり、交流と学びの循環が生れつつあります。
共に学び、共に成長したい人の参加をお待ちしています。

教員プロフィール
研究者情報データベース

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