芳賀 寛ゼミ
Hiroshi Haga seminar

演習テーマ『社会統計情報の生産と利用をめぐって』

主な目標

ゼミ参加学生各自の関心も考慮しつつ、社会統計情報の生産と利用にも関連する諸問題を検討します。参加学生の状況をみながら、ゼミの入門段階(2年次前半)では主に統計学、社会情報学、PC操作・プレゼンの基礎を学習します。

3年次には、2年次ゼミでの討議に基づく共同テーマに沿って、当該テーマに関連する各種情報を中心に調査、研究を進め、共同論文を作成、発表します。4年次では、原則として各自の個人研究を積み上げて演習論文を提出し、ゼミ論集を作成します。統計も含む社会情報と現実とのズレ、半事実、虚像にも留意しながら、既存の枠組み、常識に囚われずに社会問題を考える習慣を身につけ実社会に出て行くことがゼミ参加学生の共通目標です。

活動内容

2年次

3年次からのゼミ活動を本格的に進めるための準備期間です。原則として前半は、統計学、社会情報学の入門的学習とPCスキルを中心に、プレゼンも実施しながら研究作法を身につけます。夏期休暇中の合宿(合宿を実施できない場合は、遠隔合同ゼミ等で代替)で上級生の研究報告を見学するとともに、交流の機会を設けます。後半は、2年次末までに演習テーマに関連する各自の研究構想を検討し、春期休暇中の合宿(合宿を実施できない場合は、遠隔合同ゼミ等で代替)で3年次ゼミへ向けての任務分担を決めます。

3年次

通常の演習時には、主に研究テーマ、論点等に関する各自の報告、グループ発表を実施します。夏期休暇中の合宿(合宿を実施できない場合は、遠隔合同ゼミ等で代替)および可能な場合には学内外の各種イベントで研究発表等を行います。3年次末までに、各自の演習論文テーマ、コンテンツ等の具体化をめざします。

4年次

通常は、作成中の演習論文について報告し、4年次末までに演習論文を完成させ、ゼミ論集を編集し、発表することが最終的な目標です。以上に加えて、学年の枠を越えたゼミ活動、他大学ゼミとの交流、社会見学、卒業生との交流等も、年度による差異はありますが実施しています。

ゼミ紹介

統計・情報論関係のゼミの一つです。ゼミ参加学生は、従前の理論、モデルに過度に縛られることなく諸情報を利用、生産して社会現象を観察すること、そのために必要なスキルを身につけること、各種レポートおよび論文を作成しプレゼンテーションの経験を積むこと等を通じて、一般的には卒業時までにレベル・アップします。
ゼミ参加学生に望むことのひとつは、自律に基づくチームワークです。ゼミ活動は、参加者全員の協働作業によって支えられます。日常的にしっかり学習し、報告者になったときは特に入念に準備して発表に臨み、参加者全員がお互いの言動を尊重しつつ闊達に討論する。ゼミ活動における各種の任務を各自が責任を持って分担する。これらがゼミに参加する上での基本です。

教員プロフィール
研究者情報データベース

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