阿部 顕三ゼミ
Kenzou Abe seminar

演習テーマ『グローバル経済における経済政策』

活動内容

近年、グローバル化した経済のもとでさまざまな重要な出来事が起こっています。ニュースなどで、米中貿易戦争、法人税やデジタル課税の国際的な合意、コロナ禍やウクライナ侵攻などによる国際的なサプライチェーンの混乱などを耳にしていると思います。これらは世界経済の中で起こっている出来事の一例にしか過ぎず、他にも多くの経済問題が生じています。今、私たちの生活は世界の経済と密接に結びついており、世界経済の中で起こっている出来事は、日本と直接に関係していなくても私たちの生活に大きな影響を与えます。したがって、現在はどのような経済問題もグローバルな視点から考えて行く必要があります。このゼミでは、グローバル経済下で生じている経済問題やそれに対する経済政策について調べるとともに、望ましい政策のあり方についても研究していきます。

ゼミでの活動では、まず、ゼミ生自らが研究テーマを見つけることから始め、その研究テーマについて深く考察していきます。問題を自ら発見する能力を身に付けることは、ゼミでの学習の重要な役割であると考えています。また、経済学の基礎的な知識を身に付けていなければ、その問題を経済学の視点から考えることができません。そこで、経済学の基礎知識についても復習を兼ねて学習していきます。授業では、パワーポイントを使用して報告を行うことでプレゼンテーション能力を高め、質疑応答を通じてコミュニケーション能力も伸ばしていけるようにしたいと思います。

年次ごとの活動

3年間の活動スケジュールは以下の通りです。

演習1(2年次通年)

グローバル経済における経済政策を経済学的に考察するために、基本となる経済学の分析手法などを学習いきます。同時に、特に近年話題になっている経済問題を調べ、研究テーマの候補を見つけていきます。

演習2(3年次通年)

グループに分かれて国際経済政策に関連する研究課題を設定し、グループ学習によって研究を進め、論文を作成していきます。また、その成果を税関フォーラムや他大学とのインゼミなどで報告する予定です。

演習3(4年次半期)

演習2で学習してきた内容などをさらに発展させて、個人あるいはグループで演習論文を作成していきます。

ゼミ紹介

阿部顕三ゼミには現在、2年生12名(内1名は米国留学中)、3年生10名、4年生6名が所属しています。2023年度は、2年生・3年生ぼぼ全員で台湾調査旅行に行き、政治大学と淡江大学を訪問し学生交流も行いました。学年の壁を越えてゼミ全体での交流をしてもらうために、学年合同で懇親会も開催しました。各学年の人数を比較的少なくしているので、メンバー全員に丁寧な指導が行われていて、またゼミ生同士の交流が盛んで皆とても仲が良いです。

このように、阿部ゼミはメリハリを持って活動を行なっています。勉強の方も本気で取り組んでおり、「勉強するときは勉強する、遊ぶときは遊ぶ」といったようにオンとオフを切り替えて日々の活動に取り組んでいます。教授と学生のコミュニケーションを大切にしており、良好な関係を築くことができるため、ゼミでの活動はゼミ生達にとってとても有意義なものになっています。

教員プロフィール
研究者情報データベース

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